オンライン会議環境の構築 (Apache OpenMeetings)

Webブラウザで利用可能な社内会議システムを構築できます。

「OpenMeetings」は、Web会議システムを構築できるオープンソースソフトウェアです。

2020年初頭からの状況において、Web会議システムが用いられることも多くなってきました。
しかし、社外の会議は良くても、社内の会議にまで外部のソフトウェアを使うということに抵抗がある経営層の方も多いかもしれません。

オープンソースのWeb会議システムは複数ありますが、ここではそのうちの1つ、Apache OpenMeetingsによるオンライン会議環境の構築についてご紹介します。

■基本機能

一般的なWeb会議の機能はおおよそ利用可能です。

  • 多人数によるWeb会議
  • カメラ、マイクの有効化、無効化
  • PC内資料の共有
  • ホワイトボードを利用してのディスカッション

■アカウントの外部連携

LDAPやActive Directpryと連携したユーザー認証が可能です。

■その他の機能

  • ファイルの記録と画面共有
  • ファイルエクスプローラー(アップロードされたファイルの管理)
  • カレンダーおよび会議のスケジュール、アナウンス機能
  • 各種権限の詳細な割り振り、複数の会議室の運用
  • 投票機能
  • 全データのバックアップ(およびインポート)

■注意点

懸念点として、Web会議のインターフェースが現在広く使われているZoom、TeamsなどのものとUIがかなり異なります。
全体にホワイトボードが展開されて、そこに会議に参加している人が下記のようにウインドウ式で表示されます。